人生で一度は乗ってみたいと思う方も多いであろう 飛行機のファーストクラス
その中でも、日本におけるフラグシップキャリアの一つ、JALのファーストクラスってどこに飛んでるか知ってますか?
ファーストクラスって国際線どこにでも飛んでいるというわけではなく、ファーストクラスがついている飛行機が飛んでいる路線じゃないとそもそも乗ることはできないんです。
そんな中、JALで国際線ファーストクラスが導入されている路線の中で最も短いのが、
羽田-バンコクの路線です。
今回はそんないちばんお手軽にのれるファーストクラス羽田-バンコク線に乗ってきました。
そのレビューとファーストクラスがどうやったら取れるのか解説します。
結論を先にまとめておくと、
- 短いので食事は1回だけだが、言えばわりかしなんでも持ってきてくれる
- ベッドメイキングもしてくれるし、昼の便なので起きたまま食べまくることもできる
- 本来は70〜100万円するがマイルを使えば50,000〜65,000マイル+税で取れる
- 1マイル=10円以上の価値になるので使い方としては一番オトク
私は現状学生なのでマイルで取りましたが、学生でもJALマイルを貯めればファーストクラスに乗ることも不可能ではありません。
人生で一度くらい乗ってみたいと思ってる方はぜひマイル貯めて乗りましょう!
JALファーストクラス 搭乗前サービス
搭乗前のサービスとしては、
- もし羽田に国内線で行くなら出発空港にあるダイヤモンド・プレミアラウンジやカウンターが使える
- ファーストクラスラウンジに入れる
- 2024/1/24から ファーストクラス専用エントランスからチェックインし、保安検査を抜けられる
- 搭乗順はもちろん1番最初
があります。
国内線でのダイヤモンド・プレミアラウンジ 出国後のファーストクラスラウンジ
JALのファーストクラスに乗るときは、
- 国内線出発空港のJALラウンジ
- 国際線が出発する空港のファーストクラスラウンジ
の2つのラウンジが使えます。
たいていの方はそのまま羽田空港や成田空港に行って乗るかもしれないですが、もし大阪や福岡などの空港から国内線で移動するなら、出発する空港のラウンジが使えます。
以下の空港ならダイヤモンド・プレミアラウンジが、
- 福岡空港
- 伊丹空港
- 新千歳空港
- 那覇空港
それ以外の空港ではサクララウンジ、もしくは空港のカードラウンジなどが使えます。
国際線ファーストクラスラウンジ
羽田空港や成田空港から出発するJALファーストクラスではファーストクラスラウンジという、2つあるJALのラウンジでも上位のラウンジが使えます。
このラウンジ、はっきり言ってメチャクチャすごいです。
2階建てのラウンジで超広く混雑しない、シャワールームで搭乗前のリフレッシュもできます。
JALのラウンジ名物のビーフカレーはもちろん、ファーストクラスラウンジ限定の寿司も出てきます。
国際線のラウンジには、サクララウンジとファーストクラスラウンジの2つがありますが、メニューの数からしても、広さからしても段違いです。
ごはんはモバイルオーダーで注文でき、わざわざ席を立たなくても食べられるので、席を取られる心配も、盗難. のリスクもありません。
羽田で2024/1/24から ファーストクラス専用エントランスからチェックインし、保安検査通過
実は私が乗ったときにはなかったんですが、2024年1月から、羽田空港からファーストクラスに乗る人限定のエントランスがオープンするみたいです。
ANAが成田空港で導入しているZカウンターと同じような場所です。
このエントランスで、チェックインして保安検査場を抜けられます。
羽田空港には優先の保安検査場が一応あり、ビジネスクラス以上なら使えるんですが、これ意外と人多いのでそれなりに待ちます。
JALだけでなくANAやその他外国の航空会社でもすべてのビジネスクラスで使えるので母数がかなり多いんですね。
それに対して、新しくオープンするエントランスはJAL運航のファーストクラス搭乗者しか使えないので混雑はほぼなく超スムーズに入れるでしょう。
1便あたり最大8人 最新のA350-1000だと6人しか乗らないファーストクラスですし、他のファーストクラス設定 JAL便と時間がかぶることもあまりないはずです。
ビジネスクラスとの格を分けてきた形ですね。
今後使う方は忘れずにこのエントランスから入りましょう。
搭乗順は一番最初
もちろんファーストクラスに乗るときは、搭乗順のグループが1になります。
ただし、この搭乗順は、JALの上級会員のダイヤモンド会員やJGCプレミア会員でも1になるため、早めに行かないと並んでるなんてことも多いです。
私が実際に乗ったときも少し早めに行きましたが数人並んでいました。
JALファーストクラス 機内サービス
搭乗前のサービスは、ぶっちゃけ言ってしまうとJALの上級会員だと使えてしまうものも多いので、JALファーストクラスの真のサービスはここからです。
機内では、
- 和食か洋食のコース料理
- エグい値段のシャンパンやお酒、ドリンクなど
- 半個室の座席 A350なら扉付き半個室 フルフラットになるベッド
- CAさんによるベッドメイキング
- パジャマやアメニティなどキット一式(もらえる)
などのサービスが受けられます。
和食か洋食のコース料理
なんといってもファーストクラスのとんでもないところはやはり料理です。
高級レストランのコース料理みたいに1品ずつ料理が出てきます。
私は和食を頼んだんですが、和食と言ってるのにキャビアとか出てきます。
私はキャビアを食べるような上流階級の人では決してないので人生で初めてキャビアを口にしました。
率直な感想は、仙台で有名なほやみたいな味がしました。
馬鹿舌かもしれません。
ちなみにこのキャビア これだけでだいぶいいコース料理とか食べれるくらいはします。
メイン料理はこちら、タイと同じようなものだと思っていたんですが、これは高級魚のキンキだそうです。
やはり貧乏人がレビューすると良くないですね。
その後も色々出てきまして、すごい粉がかかったわらび餅みたいなのも出てきました。
どれも最高に美味しかったです。
機内で食べる食事とは思えません。
わりと料理ごとで間隔が空いて、かつそれなりに量もあるので、空港のラウンジであまりにも喜んで食べすぎるとちょっとしんどいかもしれません。
そしてなによりファーストクラスのすごいところは、食事が終わっても好きなときに好きなものを持ってきてもらえます。
もちろんビジネスクラスでも同じサービスはあるんですが、ファーストクラスはさらに豪華です。
すごくケチくさいことを言うと、公式サイトでファーストクラスとビジネスクラスのメニュー見れるのでファーストクラス限定のものを選ぶといいかもしれません。
フルーツの盛り合わせとかはビジネスにはないですね。
私は頼んでなかったんですが、隣の方が食べてるのを見た感じめちゃくちゃ大皿に大量にフルーツ入ってて豪快でした。
私は食事だけでまあまあお腹いっぱいになってしまったのでそのまま寝ていたんですが、寝起きに水分補給をしようとお茶をいただいたら、
こんなチョコレートを頂いてしまいました。
中がとろっと、外はカリッとしたチョコレートで今まで食べたことのない食感でしたがめちゃくちゃ美味しかったです。
デパ地下とかに売ってるやつで、GODIVAよりはるかに高級なやつです。
先日同じチョコレートやさんをデパ地下で見つけて驚愕しました。
エグい値段のシャンパンやお酒、ドリンクなど
やはりファーストクラス 飲み物も一流です。
私が乗ったときの目玉はシャンパーニュ サロン 2013でした。
全く詳しくなくて知らなかったんですが、これ調べたらなかなかすごい値段します。
これ飲めただけでもサーチャージ払ったぶんのもとは取れた感じがします。
もちろん世の中にはこれより高いシャンパンもたくさんあると思いますが、一般人が口にする価格ではないのは間違いないです。
ちなみに現金な話ですが、いいシャンパンが飲みたいなら確実に日本発の便がいいです。
海外発のときは別のシャンパンみたいですが、サロンと比べると随分な差があります。
半個室の座席 A350なら扉付き半個室 フルフラットになるベッド
もちろんファーストクラスは快適すぎる座席も魅力です。
こちらが2024年現在1番多いファーストクラスの座席 JAL SUITEです。
この座席もフルフラットになるし、横幅もかなり余裕があるため苦しさは一切ないです。
しかし、実はこの座席は一世代前のファーストクラスになっていて、今はさらに新しい A350-1000という飛行機が導入され、もっととんでもない座席も登場しています。
詳しくは公式サイトに任せますが、あまりにも進化しすぎて、この座席とは大違いです。
降機からのサービス
降機後もファーストクラスのサービスが実はあって
- (あたりまえだけど)最初に降りられる
- 空港によっては優先入国レーンあり
があります。
ファーストクラスはそもそも航空機の一番前にある座席なのでもちろん一番最初に出られます。
また、国際線だとどうしても空港についたとき入国審査を受ける必要があります。
このときファーストクラスにのって来た方は優先レーンで入国できることもあります。
私が乗ったバンコク線で到着するスワンナプーム国際空港も優先レーンがあったらしいんですが、どこにあるのかわからずふつうに並んで入ってしまいました。
15分くらいはかかりました。
これが一瞬で通過できればかなりありがたいですよね。
ファーストクラスに乗った感想
率直に今回の体験の感想をいうと、これを特別だと思えなくなったら怖いなという感じです。
あまりにもすごすぎる食事、寝返りが打てるほど広いベッド座席
頻繁に乗るものではないなと思います。
4〜5年に1回マイルなどで乗って、その度にサービスの素晴らしさに驚愕する、それが一番楽しい人生の送り方な気がします。
これを毎年とか経験して慣れてしまったらたぶん世界のどの航空会社に乗っても満足できないでしょう。
それくらい素晴らしいものでした。
たかが学生がどうやってファーストクラスに?
さて、私はただの大学生なわけですが、どうやってファーストクラスに乗ったのでしょうか。
某富豪系YouTuberの◯ー◯さんは有償で乗ることで見えてくるものがあると言って、学生なのに100万払ってファーストクラスに乗っていましたが、私には、そしてたいがいの学生ならそんな財力ないでしょう。
ファーストクラスに一般ピープルが乗れる方法はただひとつ、マイルを使って取ることです。
今回乗った東京-バンコク線はシーズンによって、
- ローシーズン 50,000マイル
- レギュラーシーズン 57,500マイル
- ハイシーズン 65,000マイル
と現金で取るよりも全然安いマイルで取れるんですね。
現金で取ろうとするとだいたい70〜100万円くらいします。
まあこんなのは普通じゃ乗らないですよね。
この約80万円するファーストクラスが、マイルで取ると、レギュラーシーズンならなんとたったの57,500マイル。
意味がわかりませんね。
1マイルの価値はだいたい13円以上になります。
マイルを使ってファーストを取るには?
さて、マイルを使ってファーストクラスを取ろうにも、ほとんどの日程でキャンセル待ちや満席しか出てきません。
どうやってファーストクラスを取るかといえば、
- 1週間前に予約した
- 予約開始日の360日前 0時に狙い撃ち
この2つが必勝法です。
実はJALのファーストクラスはだいたい1週間前くらいからこれまでキャンセル待ちだった日程でも特典用の枠が大幅に増えます!
まれにですが3枠空いてたりすることもあります。
私が乗っていた便は満席でしたが、おそらく有償で乗ってる方と特典で乗ってる方 だいたい半々くらいなのではないかなと思います。
私が乗った日の便は、ちょうど1週間前に確認して空席が出てきました。
直前でもファースト取って乗ってみたいという方は乗りたい日のだいたい1週間前に合わせてサイトに張り付くといいでしょう。
また、そもそもJALの特典航空券の予約開始日ちょうどに狙い撃ちするというやり方もあります。
1年前から予定を立てないといけないのがネックですが、キャンセルは3,000円払うだけでできるので、とりあえず取るなんてこともできます。
ただし、どうやらこの360日前からの予約、直前の開放と比べると枠がかなり渋く、2枠以上開いていることがあまりないです。
パートナーの方と一緒に予約というのは難しいかもしれません。
その他のファーストクラス設定路線
JALでファーストクラスが設定されている路線は国際線のすべての路線ではありません。
ファーストクラスが設定されているのは、
- 東京 - バンコク
- 東京 - ロンドン(A350-1000 導入予定)
- 東京 - パリ
- 東京 - サンフランシスコ
- 東京 - ダラス・フォートワース(A350-1000)
- 東京 - ニューヨーク (A350-1000)
- 東京 - シカゴ
かっこがきで書いている路線以外は、私が搭乗したのとおなじボーイング777-300ERという飛行機です。
逆に言うと、この設定されている路線であっても、ボーイング777かエアバス350-1000のどちらかの便でない限り、そもそもファーストクラスが飛行機についていません。
新規設定路線や、期間限定便などあるかもしれませんが、定期便が設定されているのはこちらになります。
東南アジアはタイ、そしてヨーロッパはイギリスとフランス、これに加えて需要の多いアメリカの路線といったところですね。
必要マイル数は時期によって変動しますが、
- 東南アジア路線 50,000〜65,000
- ヨーロッパ路線 80,000〜110,000
- 北米路線 70,000〜100,000
このマイルで取ることができます。
だいたい東南アジア路線だと70〜100万、ヨーロッパ、北米路線だと200万以上することもあるのでマイルで取ると破格ですね。
仮にヨーロッパや北米路線で一番高いマイルで取っても1マイル=20円ほどの価値で使えることになります。
まとめ:ファーストクラスはマイル一択
今回は、学生という身分でJALのファーストクラスに乗った体験談とともに、どうやったらファーストクラスに乗れるのか解説しました。
結論をまとめると、
- 地上でもそうそうない極上のサービスが受けられる
- 本来とんでもない値段のファーストクラスだが、マイルを使って破格で取れる
- 360日前の予約開始日に取るか、搭乗日の1週間前に取ると空きがある可能性がある
となります。
せっかくマイルを貯めるなら、これがなかったらなし得なかった体験を実現したいですよね。
ファーストクラスの体験はまさにそれにふさわしいものだと思います。
ぜひともマイルを貯めて、片道だけでもファーストクラス体験してみてください。
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