海外旅行をする上で問題になってくるのが通信をどうするかですよね。
日本で使っているdocomoやau、Softbankの回線はそのままだと海外で受信できません。
海外で利用するには、渡航先で別のSIMを購入するか、海外ローミングができるキャリアを選ぶ必要があります。
渡航先でSIMを買ってもいいんですが、コストが掛かりますし、なによりも現地についてからSIMカードの入れ替えなどの作業が必要で手間がかかります。
せっかく海外に行ってるんだからちょっとでも手間をなくして旅行を満喫したいですよね?
そこで今回は、海外に行ってもすぐ使える海外ローミングができるキャリアの中でも追加料金無しで利用できる
ahamoと楽天モバイルを取り上げ、どちらがおすすめかについて解説します。
結論を先に述べると、
- ahamoは15日連続まで、月20GB(2024/10から30GB)の範囲で高速通信できるのでほとんどの人にはahamoがオススメ
- 楽天モバイルは海外で月2GBまでと少ないが、15日の制限がない
- povo2.0は基本料金0円で海外ローミングのトッピングができるが、少し割高
- 通信速度はahamoが一番速そう
こうなります。
最近は海外でも、日本と同じように通信が使えて料金も均一みたいなキャリアも増えてきているので、キャリアを工夫して無駄にお金をかけないようにしたいですね。
これから海外旅行を計画されている方はぜひ参考にしてみてください!
ahamoの海外ローミング 2024/10から月30GB使える
海外で圧倒的に使いやすいと話題になっているのがこのahamoです。
日本では月20GBでかつ通話が5分まで無料で2,970円で利用できることはわりと有名ですが、
海外で利用するときもahamoはめちゃくちゃ優秀です。
おおよそ世界の半数程度の国でahamoならローミングを使って追加料金無しで海外利用することが可能です。
よっぽどの海外旅行マニアがニッチな国に行かない限りは対応できるようになっています。
海外で使えるデータ量は月20GBまでとなっており、そのデータ枠は日本で使える量と共通です。
例えば日本で10GB使っていて海外に行けば、海外で使える枠は残り10GBとなります。
この海外利用の枠、2024年10月からなんと月30GBまで増えます!
正直、今回いくつかまとめていますが、ahamoが海外で強すぎて比較の対象にならないんですよね。
また、月をまたげば20GBの制限はリセットされるため、月をまたぐ旅行であれば実質的に20GB以上使うこともできます。
もし海外で20GBの枠を使い切ってしまっても、その後は1Mbpsの速度で使うことができます。
1Mbpsと言われてもピンとこないかもしれませんが、YouTubeでも低画質であれば見れる速度です。
そのため制限を仮に超えてしまっても安心できるのがahamoの強みでもあります。
もし高速で使い続けたいなら1GB 550円で購入することも可能です。
ただし、ahamoを海外で使うときは一つ注意点があり、日本で通信しない期間が15日間続くと、それ以降は通信速度が128kbpsと超遅くなります。
LINEがかろうじてすぐ送れる程度の速度まで落ちます。
日本でも通信制限されたことがある方もいると思いますが、それと同じくらいの速度です。
ただ、15日以上海外にいるというのは、留学でもない限りほとんどないと思いますので、海外で不自由なく使うにはahamoかなり使いやすいと言えるでしょう。
\ 海外でも30GB利用可能 /
楽天モバイルの海外ローミング
楽天モバイルはなんといっても非常に安く海外で通信が使えるのがメリットです。
日本で使うときは3GB、20GBを区切りに料金が変わる段階性のプランになっていて、無制限にデータを利用しても3,278円で利用できるのが大きなポイントです。
海外で利用するときはここまで大量のデータを使うことはできませんが、それでもある程度は無料で使うことができます。
ahamoより少し国の数は減りますが69カ国で利用できます。
使えるデータ量は月2GBまでとなっており、追加は1GBあたり500円となっています。
このデータ量は日本とは別なので、仮に日本で10GB使っていても海外では別に月2GB使うことができます。
ただし、海外で使った分も楽天モバイル全体のデータ利用量には加算されるので、日本で2GB、海外で2GBデータを使えば料金は3〜20GBの範囲の2,178円になるので注意です。
楽天モバイルはahamoと異なり、月2GBの海外利用の範囲を超えると速度が128kbpsまで落ちます。
こうなってしまうと海外で検索しようと思っても時間がかかって煩わしいレベルになるので厄介です。
また、楽天モバイルは海外ローミングではないですが、一つメリットとなるポイントがあり、
楽天Linkアプリを利用して日本の電話番号に発信しても通話料は無料になります。
海外にいるときに日本にいる家族に電話するという場合は通話料無料です。
ただし、もし相手からかかってきたときは着信料金がかかりますので、必ず自分から楽天Linkを使ってかけるようにしましょう。
\ 月2GBまで海外利用可能 /
povo 2.0の海外ローミング 基本料金0円でトッピングを追加
もう一つ、特筆すべきキャリアがpovo 2.0かなと思います。
こちらは制限内で使えるというものではなく、使うときに都度トッピングとして購入していくスタイルになります。
例えば、
- 韓国 1GB 3日間 680円
- 韓国 3GB 7日間 1,980円
- ヨーロッパ9カ国 3GB 7日間 2,430円
のような料金体系です。
もしデータが無くなっても、オンラインで購入すれば通信制限で困ることはありません。
ただし、この料金体系はahamoや楽天モバイルと比べると少し割高です。
海外用の回線がほしい、でもSIMを別で買って使うのはめんどくさいという方にはいいかもしれません。
韓国で使ってどうだったか検証
私は先日韓国に行ってahamoと楽天モバイルを使ってきました。
結論を言うと、海外利用の速度は圧倒的にahamoが速いと感じました。
以下それぞれの回線でスピードテストを行った結果です。
ahamoはあまりにもスピードが速く、やり続けるとデータをかなり食ってしまうので途中でストップさせました。
それくらいには速度が速いということです。
ただ、どちらもふつうに通信するうえでは十分なくらいには速いので問題は起きないでしょう。
まとめ:SIM買わなくてもそのまま海外旅行 ahamo最強すぎ
今回は、海外用にSIMを別に買わずに海外旅行できる通信キャリアについて解説してきました。
最後にまとめると、
- ahamoは最大15日間、月30GBまで使えるため、大容量ほしいならこれ一択
- 楽天モバイルは月2GBしか使えないが、期間の制限がなく、手頃に海外利用できる
- povoは基本料金無料で使用するだけ購入して増やせるが、少し割高
となります。
- 海外でも日本と同じく大容量のデータを使いたいという方にはahamo
- 海外でちょっとの容量が安く使えればいいという方には楽天モバイル
- 本当にたまにしか行かないのでSIMを変えずにちょっと課金して使いたいならpovo 2.0
という区分がよさそうだと私は考えています。
自分にあった回線を選んで海外でも快適にスマホを使えるといいですね!
それでは今回もありがとうございました!
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