auから登場した新プラン「auバリューリンク マネ活2」および「使い放題MAX＋ マネ活2」。
正直、ぱっと見の料金は「普通に高い」です。
しかし、「JALマイルをザクザク貯めたい」という目的が明確なら、このプランは最強の選択肢になり得ます。
なぜなら、このプランを使えば、「少し高めの通信費を払って、大量のPontaポイント（＝JALマイルの原資）が手に入る」からです。
今回は、進化した「マネ活2」がマイラーにとってどれほどのアリな選択肢なのか、徹底解説します。
この方法にはau PAYゴールドカードが必須になります。
もし持っていなければ、公式から直接申し込むより、ポイントサイトを経由して申し込んだほうが圧倒的にお得です。
今ならハピタスを経由すると13,000ポイントもらえるようです。
\ au マネ活２といっしょに使うと相当マイル貯まる /
1. 基本料金：正直、高い
まずは料金プランの現実です。
割引適用前の「定価」は、格安SIM全盛の時代においてキャリア特有のクソ設定です。
- 使い放題MAX＋ マネ活2
- 月額基本料：9,108円（税込）
- auバリューリンク マネ活2
- 月額基本料：9,328円（税込）
「スマホ代に約1万円！？」と驚くのが普通です。
今まで情弱プランと言われていたそのままの価格です。
しかし、マイラーにとって重要なのは「支払額」ではなく「そこから生まれるマイル数」と「マイル価値から換算した実質コスト」です。
この高い基本料金は、いわばマイル製造機への投資と考えてください。
2. 割引とポイント還元：ここが「マネ活」の真骨頂
「マネ活プラン」は、au経済圏（銀行、カード、証券）をフル活用することで、実質的に安く使えるようになります。
この割引、ポイント還元を受けるのに必要なのが、
- au PAY ゴールドカード（年会費11,000円）
- auじぶん銀行口座
- 三菱UFJ eスマート証券（あれば嬉しい）
この3つです。
クレカオタクなら持ってる方もいるかもですが、これらをすべて作る必要があるのがこのプランの難しいところです。
これらを活用した割引について解説します。
主な割引・還元構造
純粋な料金値引 1つだけ
従来は「家族割」や「auスマートバリュー（ネット回線セット）」のような、かなりめんどくさい割引がいくつも積み重なった結果、実質安い！みたいな売り文句だったんですが、このマネ活２は非常にシンプルです。
割引は一つだけ
「auスマートバリュー」 -1,100円
これだけです。
家の光回線をauひかりにしていれば割引が受けられます。
もちろん自分の家の回線でこれを使っていればOKなんですが、マンションの無料のWi-Fi使ってる、なんて方も多いでしょう。
実はこのauスマートバリュー 2親等以内の家族がauひかりを使っていても対象です。
私の場合これが当てはまり、実家がauひかりを使っているためにこの割引が受けられます。
割引はただこれだけなので、クレカで支払いをしないといけない料金は最安でも8,228円というわけです。
キャッシュバック特典 最大2,200円
auじぶん銀行とau PAYカードの合わせ技で最大2,200円のキャッシュバックが受けられます。
特典は2つ、
- 通信料支払い特典 最大1,650円
- 銀行預けて特典 最大550円
この2つです。
どちらも達成するために簡単に条件をまとめると、
- au PAYゴールドカードをauじぶん銀行支払いに設定し、auの通信料金をau PAYゴールドカードで払う
- 月末時点で50万円入っている状態に
これをやっておけばOKです。
一回条件を満たすように設定すれば、あとはほぼ放置で問題ないのでハードルはわりと低いです。
実際の支払額が減るわけではなく、銀行に別でキャッシュバックされる形なのですが、これが実はこのあと紹介する特典のメリットになっています。
ポイント還元特典 最大3,200円相当 ＋αのPontaポイント
今回の肝、プランでもらえるポイント還元です。
au PAYゴールドやau PAYで支払いすることにより、通常より高い還元率でPontaポイントが貯まります。
具体的にはこの3つ
- au PAY、au PAYカードでの決済還元率アップ 最大2,500ポイント
- au PAYゴールドカードでau料金支払で10%のポイント還元
- 三菱UFJ eスマート証券でNISA口座を持ち、クレカ積立するとau PAYゴールドカードなら2%還元 最大月2,000ポイント
これが相当でかいです。
１つ目、決済還元率アップの詳細が以下になります。
- 普段の買い物をau PAYで支払うと、au PAY、au PAYカード支払いの還元率が最大5.0%までアップ
- au PAYゴールドカードを持っていれば還元率が5%、ノーマルau PAYカードなら1%
最大2,500ポイントまで5%の還元、つまり5万円までの利用が対象となります。
2つ目、au料金支払いに対するポイント還元がau PAYゴールドカード支払いだと10%還元になります。
具体的には税抜1,000円ごとに100ポイントの還元のため、1,100円あたり101ポイントと実際には9.2%ほどの還元となります。
このマネ活２を使っていれば、支払いする料金は最低でも8,228円、税抜きで約7,400円のため、もらえるポイントは711ポイントとなります。
先ほどのキャッシュバックがメリットと言っていたのもこれが要因で、支払額が割引にならない分、クレカで支払う額は高いままなので、au PAYゴールドカードの10%還元が多めに受けられるというわけです。
最後に三菱UFJ eスマート証券のクレカ積立ですが、これは少しクセがあるので微妙なところです。
三菱UFJ eスマート証券でNISA口座を開設し、au PAYゴールドカードでクレカ積立をすれば2%のポイント還元が受けられます。
最大月10万円の積立ができるので毎月2,000ポイント追加でもらえます。
この方法にはau PAYゴールドカードが必須になります。
もし持っていなければ、公式から直接申し込むより、ポイントサイトを経由して申し込んだほうが圧倒的にお得です。
今ならハピタスを経由すると13,000ポイントもらえるようです。
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実質の最低金額
これまでの還元を全て合計すると、
基本料金 9,328円
| 基本料金 | 9,328円 |
| auスマートバリュー | -1,100円 |
| auじぶん銀行でau PAYカード引き落とし | -1,650円 |
| auじぶん銀行に50万以上入れる | -550円 |
| au PAYまたはau PAYゴールドカードで支払い5% | 2,500円分のポイント |
| au PAYゴールドカードでau料金を支払い | 711円分のポイント |
| 三菱UFJ eスマート証券でクレカ積立 | 2,000円分のポイント |
| 実質金額 | 817円 |
条件は厳しいですが実質1,000円以下の料金でキャリアの回線が使い放題になるというわけです。
こう聞くといわゆる3大キャリアの格安プラン ahamoやLINEMO、povoなどと比べても悪くない水準になると思いませんか？
しかし、これでも条件は非常に面倒なので普通だったら使いたくはなりません。
このプランが本領を発揮するのは、いわゆる陸マイラー JALマイルを貯めたい人です。
3. マネ活２に付帯する特典
「マネ活2」には地味だけど強力な特典があります。
- Pontaパス→ 毎週ローソンでコーヒーもらえる
- 海外放題 毎月15日間無料 →海外無料はドコモ、ソフトバンクでも同様のものがあるが、使い放題なのはauだけ
- 5G Fast Lane→電車や都心など、混雑する場所で優先的に５Gが使えてつながりやすくなる
- au Starlink Direct →スペースX社のStarlinkが山の中などで使える 山間部の列車とかでも使えそう？
4. マイルがどれだけ増やせるか：ここが本題
JALマイラーにとっての最重要項目です。
Pontaポイントは「2ポイント＝1マイル」（交換レート50%）でJALマイルに交換可能です。
しかも、Pontaポイントは定期的にレートアップキャンペーンを実施しており、1年のうち4ヶ月程度はJALマイルへの交換が60%に上がります。
今回はそのレートアップキャンペーンですべてJALマイルに交換すると仮定し、どれだけ大量のJALマイルを手に入れられるか試算してみます。
毎月の獲得マイルシミュレーション
「マネ活2」をフル活用した場合、毎月どれくらいのPontaポイントが貯まるのか（＝マイルになるか）見てみましょう。
以下の条件はau PAYゴールドカード持ち、NISA口座を三菱UFJ eスマート証券にしている場合の最大値です。
| 項目 | 獲得Pontaポイント（目安） | JALマイル換算（50%） |
| 通信料支払特典(10%) | 約700 pt | 420 マイル |
| au PAY、au PAYカード決済特典 月5万円決済 | 最大 2,500 pt | 1,500 マイル |
| クレカ積立特典(10万積立時) | 最大 2,000 pt | 1,200 マイル |
| 合計（月間） | 約 5,200 pt | 約 3,120 マイル |
月間3,000マイルってとんでもないですよね。
JALカードなどで通常のショッピング（100円=1マイル換算）なら、30万円以上は買い物をしないと貯まらないマイルが、生活費の決済を「auマネ活 2」に変えるだけで毎月入ってきます。
- 年間：約37,440マイル
これだけで、国内なら往復で2回程度、海外でも東南アジア往復なら余裕で取れるレベルのマイルが貯まります。
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5. 実質どれくらいの金額で使えるか
もしPontaポイントをJALマイルへ交換し、うまく活用できた場合、どれだけ得になるでしょうか。
- 現金支払：8,228円
- キャッシュバック：-2,200円
- 還元ポイントをマイルへ交換：3,120マイル
約6,000円の実質支払額に対し、3,120マイルが手に入るため、1マイルを2円で活用できると仮定した場合、なんと実質無料以上になりえます。
もちろんこれは机上の空論ですが、JALマイルを貯めたいなら間違いなくコスパの良い投資となるでしょう。
6. まとめ
「auマネ活プラン2」は、こんな人におすすめ
- JALマイルを貯めることに情熱を注いでいる。
- au PAY ゴールドカード（年会費11,000円）を作ることに抵抗がない。
- NISA（クレカ積立）を毎月満額近くできる資金力がある。
基本料金の高さに怯んではいけません。「JALマイルを増やす」という目的において、マネ活2は相当強力です。
年間4万マイル以上が「ほぼ自動的に」貯まる仕組みを作れるなら、月額約6,000円の出費は必要経費として十分に「アリ」だと言えるでしょう。
この方法にはau PAYゴールドカードが必須になります。
もし持っていなければ、公式から直接申し込むより、ポイントサイトを経由して申し込んだほうが圧倒的にお得です。
今ならハピタスを経由すると13,000ポイントもらえるようです。
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