ここ最近コロナウイルスによる海外渡航のハードルが下がり、ワクチン3回接種をしていれば隔離なしで海外に行けるようになってきました。
これから海外旅行を計画している方も多いのではないでしょうか?
海外旅行をする上で必須なのがパスポートですよね?
パスポートは新規発行や更新をするのに手数料がかかりますが、普通にパスポートセンターで支払いをすれば現金で払うことになります。
2022年度中にパスポートの手数料もキャッシュレスで支払えるように国が動いているようですが、今の所いつからできるかなど情報はまだ出ていません。
1万円以上する手数料を現金で払うしかないのでしょうか?
今回はパスポートの手数料をなるべくキャッシュレスで支払う方法について解説します。
結論を述べると、
- 払うお金は国の収入印紙と都道府県の領収証紙、そして戸籍謄本の発行手数料の3つ
- 都道府県の領収証紙以外はキャッシュレスで支払い可能
- 申請に必須な戸籍謄本は自治体によってはキャッシュレスが使える 使えないならセブンイレブンでnanacoを使う
- 収入印紙はセブンイレブンまたはファミリーマート、ミニストップならキャッシュレスで買える
このようになります。
現状では8割ほどの料金は工夫次第で現金を使わずに支払うことが可能です。
ただし少しだけ労力がいります。
これからパスポートを取ろうとされている方に参考になれば幸いです。
パスポート申請に必要な手数料
パスポート申請にはいくつか必要な手数料があり、
- 戸籍謄本の発行手数料 窓口ではだいたい450円 コンビニで安くなることも
- 収入印紙 5年用9000円 10年用14,000円
- 都道府県に納める手数料 2,000円
これらがかかり、5年用だと合計11,450円、10年用だと合計14,450円がかかってしまいます。
キャッシュレス派の皆さんなら10,000円以上のお金を現金で払うのはめちゃくちゃ躊躇すると思います。
実はこれらの手数料は工夫次第で都道府県の手数料以外はキャッシュレスで支払うことが可能です。
戸籍謄本の発行手数料
パスポートを新規で発行する、または有効期限の切れたパスポートがある場合は戸籍謄本を提出する必要があります。
有効期限が1年未満で切れていないパスポートの延長のための手続きには必要ありません。
戸籍謄本を発行するにはだいたい手数料450円がかかります。
安いように見えて若干うっとうしい金額ですよね。
戸籍謄本を現金を使わずに発行するには、
- キャッシュレスの使える自治体なら役所に行って発行
- 役所で現金のみならセブンイレブンで発行すればnanacoが使用可能
これらが選択肢に挙げられます。
キャッシュレスの使える自治体なら役所に行って発行
そもそも自治体側が手数料をキャッシュレスで払えるように整備してあれば話は早いです。
「自分の住んでいる自治体の名前 証明書 キャッシュレス」などと検索すると使えるかどうかすぐに分かるでしょう。
ちなみに私は福岡市に住んでいるのですが、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済などかなり支払い方法が網羅されていてとても助かりました。
自治体によってはキャッシュレスが使えないところもあるようです。
使えない場所では次の方法を活用するといいでしょう。
役所で現金のみならセブンイレブンで申請、発行すればnanacoが使用可能
役所で現金のみだった場合はセブンイレブンで発行すれば電子マネーnanacoを利用して支払いができます。
他のコンビニでも戸籍謄本の発行は可能ですが、キャッシュレスが使えるコンビニに限定するとセブンイレブンだけです。
コンビニに置いてあるマルチコピー機を使うことになるためセブンイレブン以外では現金しか使えないのです。
セブンイレブンが自社の電子マネーを持っているというのはかなりプラスの要素ですね。
セブンイレブンはこの後も出てきますがパスポートの手数料をキャッシュレスにする上で非常に重要なコンビニになります。
ちなみに、自治体によってはコンビニで戸籍謄本を発行すると手数料が安くなることもあります。
例えば福岡市ではコンビニで発行すると発行手数料が激安の100円になるキャンペーンを実施しているみたいです。
役所に行く手間も省けるので使えるのならセブンイレブンで発行するのがいいでしょう。
役所で現金のみ、そしてコンビニで発行にも対応していない自治体はどうしようもありません。
役所に行って現金で発行しましょう。
収入印紙 5年用9,000円 10年用14,000円
パスポートを受け取るときに必要になるのがまずひとつに収入印紙があります。
収入印紙とは簡単に言えば国に払うお金のことで、次に解説する都道府県に支払う手数料と対をなすイメージで、
所得税と住民税をそれぞれ払うのと同じような感じです。
そのうち収入印紙は国に払うもののため全国共通なので買える場所は非常に多いです。
その中でもキャッシュレスで買えるのは、
- セブンイレブン→nanaco
- ファミリーマート→ファミペイ
- ミニストップ→WAON
この3つになります。
New DaysならSuicaで収入印紙が買えないのかなと考えているのですが、すみません福岡には店舗がないので確認できません。
もしわかる方がおられましたら教えていただけると幸いです。
コンビニで収入印紙を買うことはできるのですが、一つ重大な注意点として200円の印紙しか売っていないことがあります。
10年用なら14,000円分の収入印紙、すなわち200円×70枚が必要になります。
一応パスポートセンターに貼らずに持っていけば受け取ってもらえたり、裏に貼るように言われたりするようですが、恥を捨ててやらないといけません。
ただ、14,000円分の支払いとなるとそれで付与されるポイントはかなりでかいのでやる価値は十分あります。
セブンイレブン→nanaco
セブンイレブンは何をするにも最強で、収入印紙を買うのにもnancoを使うことができます。
ただし、nanacoで支払ってもnanacoのポイントは付与されないことに注意です。
nanacoはモバイルで使えば各種プリペイドカードからチャージができるので間接的にクレジットカードが使えることになります。
モバイルのnanacoにチャージできるプリペイドカードは色々ありますが、もっとも一般的なのはやはりau PAYプリペイドカードでしょう。
au PAYプリペイドカードはauを使ってなくても使えるプリペイドカードで、au PAYのアプリを使えば簡単に使用できます。
ただし、au PAYへのチャージでポイントが付くクレジットカードには制約があります。
具体的には、VisaやMastercardのカードはほとんどポイントが付きません。
au PAYにチャージできるクレジットカードについて詳しくはこちらをご覧ください。
この記事ではPontaポイントとクレジットカードのポイントを2重取り可能なことを書いていますが、nanacoチャージではPontaポイントは付与されないのでご注意ください。
ファミリーマート→ファミペイ
ファミリーマートでも収入印紙を買うならキャッシュレスが使えて、QRコード決済であるファミペイを支払いに使うことができます。
ファミペイのすごいところは収入印紙を買ってもファミペイボーナスが付与されることです。
そのためファミペイにクレジットカードを紐付けてチャージをしたいところなんですが、残念ながらファミペイは登録できるクレジットカードがJCBだけで、かつファミペイにチャージしてもクレジットカードのポイントがつかないことが多いです。
例えば、JALマイルが貯まるJALカードSuicaはJCBですがファミペイにチャージしてもJALマイルは付与されません。
ファミマTカードからチャージすれば還元率が高いようなので持っている方はファミマで収入印紙を買うのもいいと思います。
ミニストップ→WAON
ミニストップではWAONを使って収入印紙を買うことができます。
ミニストップは意外と知られていないですがイオンの連結小会社なのでWAONとの提携が強いんですよね。
ただし、ミニストップもセブンイレブンのnanacoと同じようにWAONで支払ってもWAON POINTが付与されません。
しかしながら、JALのマイルが貯まるJMB WAONではマイルが貯まらないと公式に書いてありますが、実際にはJALマイルが貯まる可能性が高いです。
収納代行ではJALマイルが貯まるようですが、印紙の購入でどうなるかは私自身まだ試していないのでわかりません。
おそらくJALマイルが貯まる可能性が高いですが、断言するのは控えておきます。
都道府県に収める手数料 2,000円
先程の国に払う収入印紙に対して都道府県にも手数料を払う必要があるのですが、おそらくこれはほとんどの都道府県で現金でしか買えないでしょう。
福岡県では領収証紙を買う必要があるんですが、売っている場所が少ないですし、なによりよそから買って持ってきたものは使えない可能性があります。
この2,000円はどうにも工夫しようがないのでおとなしく現金で払うことにしましょう。
まとめ:パスポートの支払いもキャッシュレスで可能な限りお得に
今回は、海外旅行に必須なパスポートの手数料をなるべくキャッシュレスで支払う方法について解説しました。
結論をもう一度まとめると、
- 戸籍謄本は役所でキャッシュレスまたはセブンイレブンでnanaco
- 収入印紙はセブン、ファミマ、ミニストップで200円ずつ購入可
- 都道府県の手数料は諦めて現金
というように支払うといいでしょう。
そもそも手数料をキャッシュレスで払えるようにしてほしいところですが、まだ導入の音沙汰がありませんのでそれまではこの方法が最適と言えるでしょう。
なるべく現金を使わずにパスポートを取りたい方に参考になれば幸いです。
それでは今回もありがとうございました!
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