ここ数年で楽天SPUの退化が止まりません。
楽天証券でクレカ積立さえしておけば＋1%、楽天銀行から楽天カードを引き落としていただけで＋1%、これらを活用して簡単に５％、１０％還元が取れた時代は終わりました。
楽天証券では投資信託以外の米国株（現物）の購入、楽天銀行では給与振込が必要となりハードルがとんでもなく上がりました。
今回は崩壊しつつある楽天経済圏から脱出するための代替案について解説していこうと思います。
結論から言うと、
- 最近成長しつつあるのは圧倒的にau経済圏
- 近くにイオンがあるならイオン経済圏でイオンを中心に使う戦略が使える
- 旅行が好きならJAL、ANAに加えてJREポイントもおすすめ
このようになります。
楽天経済圏は今までは誰にでもおすすめできる素晴らしいサービスでしたが、今となっては正直人におすすめはできません。
今回紹介する他の経済圏やポイント利用でどれが自分にあっているか探してみてください。
検討の価値がある経済圏、ポイント
まずは検討する価値があると考えられる経済圏やポイントについて述べていきます。
ポイントを中心に様々なサービスがお得に使えるものを経済圏と考え、使えそうなものを一覧にまとめると、
- Pontaポイントを中心としたau経済圏
- PayPayポイントを中心としたPayPay経済圏
- WAON POINTを中心としたイオン経済圏
- JAL、ANAマイルによるマイル経済圏
- JREポイントを中心としたJR東日本のお得な乗車サービス
このようになるでしょう。
LINEポイントも考えましたが、サービスの内容が変わりすぎるので載せていません。
この中でも使う価値が高そうなものについて解説していきます。
Pontaポイントを中心としたau経済圏
私としては今これが一番勢いがあり使う価値が高いと思っています。
au経済圏では、au PAYマーケット、auじぶん銀行、auカブコム証券、au PAYマーケットなどのサービスを使うことでPontaポイントを貯めることができます。
そして今、これらのサービスを使ったときのPontaポイントがえげつないほど貯まるようになっています。
特にau PAYマーケットでは楽天のお買い物マラソンに似たポイント倍々キャンペーンや、楽天のSPUに似た買い得メンバーズというサービスもあり、還元率は楽天を大きく上回ることが普通にあります。
さらに詳細な解説はこちらの記事にてまとめていますので、気になった方はぜひともこちらをご覧ください。
WAON POINTを中心としたイオン経済圏
日本人でイオンを知らない人はまずいないでしょう。
それくらいイオンは身近に存在するスーパーですし、店舗数もかなり多いです。
普段何気なく使うイオンでもちょっと工夫するだけでとてもお得に利用することができます。
これをイオン経済圏と呼ぶには少し大げさな気もしますが、
イオンカードを利用すれば毎月20、30日ならイオンモールのお店でポイント５％還元など、楽天に負けず劣らずのポイント還元が実現しています。
さらに、イオンでは株主になってイオンオーナーズカードを使えば常時3%をキャッシュバックさせることも可能になります。
お客様感謝デーでの5%オフなどと併用すれば、WAONでの支払いのポイントも合わせるとほぼ9％オフなんてことも実現可能です。
イオンでのお得な支払い方法についてはこちらでも解説しています。
私はその中でもWAON POINTを活用してさらにお得にする方法を解説しています。
こちらの記事も参考になると思いますのでぜひご覧ください。
JAL、ANAマイルによるマイル経済圏
これは経済圏とは異なりますが、ポイント交換などを駆使してJALやANAのマイルに交換して航空券にするととんでもなくお得にポイントを利用することができます。
お得にポイントを利用できれば仮に還元率がそこまで高くなくとも、
ポイントを使ったときの現金支出が大きく減るために実質的にもともとの買い物がお得になってますよねという理屈です。
先ほど紹介したPontaポイントやWAON POINTをポイント交換でJALやANAのマイルに交換し、特典航空券に交換すれば実質的にauやイオンの経済圏をさらにお得にすることもできるというわけです。
言い換えてみると他の経済圏とコラボさせることでさらに強い経済圏を作り出すことができるのがマイルであると言えます。
このサイトでは主にJALマイルを利用したお得なポイントの利用方法について紹介していて、よりお得なキャッシュレスライフを送り、お得な旅行をするにはどうしたらいいかについて探求しています。
こちらの記事では、マイルを貯めるためにJALカードをうまく使う方法について解説していますのでぜひ一度ご覧ください。
JREポイントを中心としたJR東日本のお得な乗車サービス
先ほど紹介したJALやANAのマイルは主に飛行機に活用していくためのサービスでしたが、今度紹介するのは列車に活用していくためのサービスです。
JREポイントと呼ばれるJR東日本が提供するポイントサービスが存在します。
知名度こそそこそこだと思いますが、本当に活用できている人は少ないように感じます。
実はJREポイントを利用すればJR東日本の列車にかなりお得に乗車することができるんです。
例えばもし720ポイントのJREポイントがあれば品川から熱海まで特急で観光に行くことができます。
もともと特急券は1,000円以上しますから熱海まで快適に移動したいならかなりお得ですよね。
特急だけではなく、JREポイントを貯めれば新幹線に乗ることもできます。
例えば今年のキャンペーンである新幹線YEARを活用すれば東京から新青森まで6,000ポイントで行くことが可能です。
こちらに関しては乗車券込みなので6,000ポイント出せば1円も払うことなく新青森まで行けてしまいます。
東京から新青森まではいくら安い料金で購入しても13000円ほどしますからとんでもなくお得ですよね。
JREポイントをお得に活用する方法についてはこちら
JREポイントを貯めるのは非常に簡単で、JALカードSuicaなどのビューカードを利用してモバイルSuicaを利用しまくったり、定期券をビューカードで購入したり、えきねっとできっぷを予約したりすると貯まります。
Suicaは最近ではかなり使えるお店が多く、PayPayなどのQRコード決済などよりも手軽で使いやすいため重宝します。
JALカードSuicaを活用したJREポイントでの乗車サービスもおすすめの一つです。
PayPayポイントを中心としたPayPay経済圏
最近話題となっているのがこのPayPayなどのサービスを活用したPayPay経済圏です。
しかし私としては、そこまで注目する必要はないかなというイメージです。
理由としては、
- ショッピングサイトの還元率がキャンペーンでもない限りそこまで上がらない
- PayPayポイントはPayPayで使うしかなく現金化したりマイルに交換したりできない
- 銀行や証券といったサービスを使ったときの恩恵が少ない
このようになります。
別にPayPay関連を使わなくても達成できるものが多いです。
ショッピングサイトの還元率については、PayPayモールでは最大15.5%、ヤフーショッピングでは13.5%と、最大表示だけを見ると高く見えます。
しかしながらそのうちお金をかけずにいつでも達成できるのはPayPayモールでは3.5%、ヤフーショッピングでは1.5%です。
ソフトバンクユーザーなら毎日5%も日曜だと誰でも適用されますが、それだと週1しかネットショッピングが使えませんし、それでも最大の還元率はPayPayモールで8.5%、ヤフーショッピングでは6.5%です。
融通の利きやすさから言ってもau PAYマーケットを利用したときのau PAYカードでの支払いのほうが常時7%還元となるのでお得で使いやすいと私は思います。
また、貯まったポイントの使いみちについて、PayPayポイントだとPayPayで支払うしかないため、正直PayPayを使わない人にとってはいらないポイントになります。
それならばau PAYマーケットでau PAYカードを使って貯まるPontaポイントは現金化もマイルに交換もできるため融通が効きやすいです。
それに加えて、PayPay経済圏は経済圏と言っているにもかかわらず、PayPay銀行やPayPay証券とPayPayとの関連がほとんどありません。
せいぜいPayPay残高がPayPay銀行に送金できるくらいです。
PayPay残高を使ってPayPay証券で株が購入できるなんてこともありません。
経済圏というわりには使いづらい印象なので私としてはそこまでおすすめしません。
どの経済圏、サービスを使うべきか
最後に、今回紹介した経済圏やサービスなど、どれを使うのがいいのかについて解説していきます。
私の考えとしては、「なんのサービスを」使って、「どうやってお得にしたいか」を考えるのがベストだと思っています。
なんのサービスを使いたいか
- 金融（銀行や証券）
- ショッピングサイト
- 普段の買い物
- 電子マネー
もし金融系のサービスが使いたいのであれば現状ではau経済圏一択です。
じぶん銀行やカブコム証券を利用することでとんでもないポイントが貯まりますから他の選択肢はありません。
ショッピングサイトが使いたいのであればau経済圏もいいですが、PayPay経済圏も選択肢には挙げられます。
ただしPayPay経済圏はネットショッピングをかなりの頻度で使う場合限定です。
普段の買い物がしたいのであれば、WAON POINTを中心としたイオンの経済圏を利用するのがいいでしょう。
どうやってお得にしたいか
- 旅行をお得に
- 普段の買い物で使えるポイント
- 投資に使う
旅行をお得にしたいのであればau経済圏やイオン経済圏を兼用させながらマイルへの交換を利用して新たな経済圏を作り出すのがいいでしょう。
また、JREポイントを同時に貯めていけばマイルによるお得な航空券構築に加えて地上で移動する上での特急や新幹線も同時に用意することができますのでかなりおすすめです。
もし普段の買い物で使えるポイントがほしいのであればPontaポイントを貯めて現金化してもいいですし、PayPayポイントを貯めてPayPayで支払うのもいいでしょう。
投資に使いたい場合もau経済圏はかなりおすすめで、auカブコム証券でau PAYカード積立を行った上で、au PAYカードの支払いにPontaポイントを当てれば、Pontaポイントが投資に使えてかつさらにPontaポイントがたまります。
これらの内容に関してもau経済圏の記事で解説していますのでぜひご覧ください。
どうやってお得にしたいかをぜひ考えて経済圏を選んでみてください。
まとめ：経済圏は自分の用途に合わせて柔軟に 迷ったらau経済圏
今回は楽天経済圏がどんどん退化していく中、他に使うとしたらどの経済圏がおすすめなのかについて解説してきました。
結論を簡単に述べると以下のようになります。
- au経済圏は金融やネットショッピングなど様々なサービスでPontaポイントがかなり貯まるので一番オススメ
- 普段の買い物ならイオン経済圏を使ってWAON POINTやキャッシュバックを受けるのがベスト
- 旅行のためにお得活動するならマイルやJREポイントを積極的に導入
- PayPay経済圏はPayPayを頻繁に使うならいいが、個人的にはあまりおすすめしない
もし楽天経済圏が微妙だと感じてきていたら、この記事を参考にしてぜひとも自分にあった経済圏やポイントシステムを探してみてください。
それでは今回もありがとうございました！
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