皆さんWAONを使っていますか?イオンを使っているならWAONを使う方は多いですよね。
WAONで貯まるポイントってどういう仕組みになっているかご存知でしょうか?
そしてWAON POINTをマイルに交換できるルートを知っていますか?
実はWAONで貯まるポイントは意外と制度が複雑で難しいんです。
結論を先に述べると、
- WAONで貯まるポイントはWAON POINTと電子マネーWAONポイントの2種類
- WAON POINTはイオンカードやイオンでWAONを使うと貯まるマイルに交換できるポイント
- 電子マネーWAONポイントは使い勝手が悪い、WAON残高チャージしかできないポイント
- WAON POINTはイオンSUGOCAカードがあればJRキューポを経由してANA、JALマイルを含めた様々なポイントに交換することができる
このようになります。
2つのWAONポイントは名前はほとんど一緒なのに対して使い方がぜんぜん違うのでかなり厄介です。
ぜひともこの記事を見てWAONで貯まるポイントの使い方をマスターしてください。
WAON POINTをANAマイルに交換するにはイオンSUGOCAカードが必須です!
ANAマイル以外の共通ポイントへの選択肢も広がるので持っていて損はありませんよ! PR
2種類のWAONポイント WAON POINTと電子マネーWAONポイント
以前までイオンカードの利用で付与されていたときめきポイントの付与が終了し、イオンカードの支払いはすべてWAON POINTが貯まるようになりました。
しかしながら、以前からWAONを使っていた方からすると、
「あれ?ワオンポイントって前からあったよね?」
と思われる方もいるでしょう。
それはそのとおりで、実はワオンポイントは今回の統合により2種類誕生してしまい余計ややこしくなってしまいました。
その2種類のポイントが、
- WAON POINT
- 電子マネーWAONポイント
この2つになります。
名前のちがいがわかりづらすぎて混同してしまうんですが、
実はこの2つのポイント、特徴が全然違います。
それぞれ詳細に解説します。
WAON POINT
WAON POINTの貯め方
ときめきポイントの付与が終了し、ほとんどのイオン系列のお店での利用ではこのWAON POINTがつくようになりました。
POINTが英語表記になっているのが見分けるためのポイントです。
WAON POINTが貯まる方法は以下のとおりで、
- イオンカードのクレジット機能で支払い
- 電子マネーWAONを使ってWAON POINT加盟店で支払い
- 現金で支払うときにWAON POINTカードを提示する
このようになります。
ほとんどのイオン系のお店の支払いでつくのはWAON POINTです。
WAONを使うときはイオンの食料品やイオンモールの中のお店などでWAON POINTが貯まります。
その他、WAON POINTが貯まる加盟店で支払うとWAON POINTが貯まります。
代表例でいうと、ミニストップはWAONで支払うとWAON POINTが貯まるお店になります。
WAON POINT加盟店についてはこちらに記載されています。
一つだけ注意なのが、イオンモールの中にある専門店はほとんどがWAON POINTが貯まる対象店なのですが、すべてがWAON POINT加盟店というわけではありません。
例えばマクドナルドの場合、イオンモールの中にあってもWAON POINTの対象外となることが多いです。
決済端末で違いを見分けることができるので気になる方は注意してみてください。
WAON POINTの使い方
WAON POINTの使い方を簡単にまとめると以下のようになります。
- smart WAONでバッグなどのアイテムやmiポイントに交換
- 暮らしのマネーサイトからJALマイルやdポイント、ユニバのワンデイパスなどに交換
- WAONステーションでWAONの残高に交換
WAON POINTは、smart WAONというサイトでWAONカードやイオンカードを登録することでバッグなどのアイテムやmiポイントへの交換が可能になります。
また、イオンカードを持っていればWAON POINTをイオンカード暮らしのマネーサイトから交換することもできます。
その他にも、ポイントを家族などと共有することもできるかなり融通が効くポイントです。
この暮らしのマネーサイトから交換できるアイテムに、JALマイルやdポイント、ユニバのワンデイパスなどの商品もあります。
- JALマイル 1,000WAON POINT→500マイル (50%)
- dポイント 1,000WAON POINT→1,000dポイント(100%)
- ユニバのワンデイパス 9,800ポイント 少し高いので微妙
ユニバのワンデイパスは魅力を感じますが、三井住友カードのVポイントが8,500ポイントで交換できるのでそれと比べると少し見劣りします。
もちろんWAON POINTとして1ポイント=1円で使ったり、電子マネーWAONにチャージして使ったりすることもできます。
電子マネーWAONポイント
WAONのポイントはこれが存在しているせいでややこしくなっています。
電子マネーWAONポイントというあるお店でWAON支払いをすることで貯まるポイントが存在します。
ポイントの部分がWAON POINTのPOINTがアルファベットなのに対してこちらはカタカナになっているのが特徴です。
電子マネーWAONポイントの貯まり方
電子マネーWAONで貯まるポイントの一部はこの電子マネーWAONポイントとして貯まります。
電子マネーWAONポイントが貯まるのは、
- WAON POINT加盟店でないお店で、電子マネーWAONを使って支払う
- イオンカードセレクトでオートチャージする
- イオン銀行で取引する
これがほとんどです。
電子マネーWAONカードで支払ったものすべてに電子マネーWAONポイントが貯まるわけではなく、WAON POINTの加盟店ではないお店で支払うと貯まるポイントです。
とてつもなくわかりづらいですよね。
例えば電子マネーWAONをイオンで使った場合、イオンはWAON POINT加盟店なので英語表記のほうのWAON POINTが貯まり、電子マネーWAONポイントは貯まりません。
ファミリーマートやローソンでもWAONが使えますが、これらのお店はWAON POINT加盟店ではないのでWAON POINTではなく電子マネーWAONポイントが貯まるのです。
ちなみに、イオンモールに入っているお店はほとんどWAON POINTの加盟店ですが、なぜかマクドナルドだけはWAON POINTが貯まらないようになっています。
電子マネーWAONポイントの使い方
電子マネーWAONポイントでは、ポイントの使い方は電子マネーWAONの残高チャージのみです。
WAON POINTであげていたJALマイルやdポイントなどのポイント交換などに使うことはできません。
その点では電子マネーWAONポイントは融通があまり効かないポイントということになります。
さらにこの電子マネーWAONポイントですが、WAON POINTが貯まっていれば一緒に全部チャージしてしまうので、WAON POINTを貯めていると電子マネーWAONポイントを使うのが非常に難しくなります。
ユニバのワンデイパスやJALマイルなどに交換するためにWAON POINTを貯めている人からすると、電子マネーWAONポイントは使えないのに貯まる、言わば迷惑なポイントでしかないのです。
PayPayで例えるとPayPayポイントみたいなもので、誰かに送金できない、支払いでしか使えないポイントということです。
電子マネーWAONポイントだけをWAONにチャージする裏技
実は電子マネーWAONポイントだけをWAONにチャージする裏技が最近できるようになりました。
これをするにはイオンカードが最低2枚必要になります。
私は通常のイオンカードとイオンSUGOCAカードの2枚を併用しています。
手順は、
- 2枚のイオンスクエアメンバーIDを連携させる
- イオンウォレットのアプリから、WAONに紐づいたイオンカードでポイント交換
- 「WAON POINTの移動」を行い、もう一方のカードにWAON POINTをすべて移す
- 移した後に電子マネーWAONポイントのみが残ったWAONでポイントをチャージする
という流れになります。
これを行えば、WAON POINTをムダにせずに電子マネーWAONポイントだけをチャージに使えます。
マイルに交換できるポイントは?
電子マネーWAONポイントはWAONにチャージするしか使えませんが、
WAON POINTはポイント交換すればマイルに交換できます。
実はマイルの交換にはたった一枚のカードがあるだけでマイルに簡単に交換できます。
JALマイルルート→最大交換率60%
JALマイルのルートは比較的かんたんです。
WAON POINTはイオンカードを持っていれば直接JALマイルに交換することもできます。
最小交換単位は1000ポイントで、50%の交換率で交換することが可能です。
ただし、もし早急にJALマイルが必要というわけでもないなら、少し工夫するとJALマイルへの交換率60%を実現できます。
具体的には、以下のルートで交換するとPontaポイントの増量キャンペーンのときにJALマイルへの交換率が60%に上昇します。
JALマイルの一つ前にPontaポイントがありますが、このPontaポイントからJALマイルは、
定期的にJALマイルへの交換率アップのキャンペーンを行っています。
その交換レートアップの時期を狙いつつ、JALマイルを増やしていくのがコツになります。
体感では年に2、3回ほどはあるイメージです。
このキャンペーンを活用することで、実質60%でJALマイルへの交換を実現できるのです。
このルートを用いてWAON POINTをJALマイルに最大交換率で交換するには、イオンSUGOCAカード一枚があればできます。
イオンSUGOCAカードを使うことで、WAONの支払いで貯まったWAON POINTをすべてJRキューポに交換することができます。
すなわち、イオンSUGOCAカードはWAON POINT→JRキューポの交換をするための橋渡しの役割を担うということです。
WAON POINTがたくさんあってお得に使いたいという方はイオンSUGOCAカードを活用してお得にJALマイルに交換してみてください。
ANAマイルルート
ANAマイルへのルートは最低でも1枚クレジットカードが必要になりますので少し大変です。
ANAマイルへの交換率を最大にするには、
この手順を踏めば最大70%の交換率でWAON POINTをANAマイルに交換できます。
このルートで必要なクレジットカードは、イオンSUGOCAカードとJQセゾンカード、そしてみずほマイレージクラブANAカードの3枚になります。
まず、WAON POINTからJRキューポの交換に必要になるのが先ほども紹介したイオンSUGOCAカードになります。
JALマイルルートでも紹介しましたが、イオンSUGOCAカードで貯まったWAON POINT、WAONの支払いで貯まったWAON POINTをすべてJRキューポに交換することができます。
JRキューポは、JQセゾンを保有することで永久不滅ポイントに交換できたり、マイルなどの交換もしやすかったりと非常に融通の効くポイントです。
ぶっちゃけイオンSUGOCAカードはとりあえず所持しておいて普段はApple PayのWAONを使って貯まったWAON POINTをJRキューポに交換するだけでも全然アリだと思います。
イオンSUGOCAカードはJRキューポに交換できるようになるだけのちがいですが、このルートが開通するだけでポイントの使い勝手が大きく変わります。
2021/12 イオンSUGOCAカードを作成しました。WAON POINTからJRキューポへの交換が可能であることを確認しております。
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JRキューポを永久不滅ポイントに交換するにはJQセゾンカードが必要になります。
JQセゾンカードがあればJRキューポと永久不滅ポイントの相互交換が可能になります。
JQセゾンカードはJQセゾンゴールドカードのインビテーションがあることも判明していてゴールドカード狙いとして持つもありです。
また、永久不滅ポイントを70%の割合でANAマイルに交換するのに必要なのがみずほマイレージクラブANAカードです。
みずほマイレージクラブANAカードがあれば、永久不滅ポイントからANAマイルに70%の交換率で交換することが可能になります。
70%の交換率は非常に魅力的ですよね。
最大の交換率を実現するには必須なんですが、どうしようもないデメリットがあります。
それは、あのみずほ銀行の口座を作る必要があることです。
詳細は割愛します()
このように、ANAマイルへの交換は3枚のクレジットカード
を持てばWAON POINTを70%の割合でANAマイルに交換できるようになります。
ただし、3枚目のみずほマイレージクラブANAカードは仮になかったとしても永久不滅ポイントからANAマイルに60%の割合で交換することができます。
みずほ銀行を作るのが面倒と感じる方はそちらもおすすめです。
マイル交換への新たなルート Tポイントルートの開通
2023年4月からWAON POINTからの交換先にTポイントが追加されました。
このようなルートをたどることで、上で紹介したイオンSUGOCAカードのルートを使わずに交換可能です。
ただし、このルートに関してはTポイントがVポイントと統合することが発表されているため、統合時に閉鎖される可能性があります。
どちらの方法も知っておくのがリスク管理としてもよいでしょう。
まとめ:WAONポイントは未だに複雑 イオンSUGOCAカードがあれば高還元率でマイル交換可能
今回は、WAON POINTと電子マネーWAONポイントの違いと、WAON POINTをマイルに交換する方法について解説してきました。
簡単に結論をまとめると、
- WAONやイオンカードを使っていくなら、WAONをWAON POINTの加盟店で使いWAON POINTだけを貯めるべき
- WAON POINTはマイルにも交換でき、ユニバのチケットにも交換可能な使いやすいポイント
- イオンSUGOCAカードがあればWAON POINTのマイル交換の使い勝手が圧倒的に上がる
ときめきポイントの廃止により、WAON POINTは非常に交換商品が多く使いやすいポイントとなりました。
あとは煩雑さをなくすために電子マネーWAONポイントという存在がWAON POINTに統一されたらいいのですが、それはまた別の機会になりそうですね。
WAON POINTをマイルに交換しようと考えているのなら参考になると幸いです。
それでは今回もありがとうございました!
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