コロナ禍において、国際線が使えないためにマイルの使い道に困っていませんか?
「国際線だったらもっとマイルの価値が高く使えるのに」
と考えている人も多いでしょう。
今回はそんなあなたに向けて、国内線でもマイルの価値が高く使える路線を紹介していこうと思います。
結論から言うと、
- JALの通常運賃と比較したら福岡札幌間が最強
- LCCやソラシドエア、AIR DOが存在する路線を除くとかなり難しい
- 大阪発着ならLCCの存在しない価値の高い路線が多く存在する
このようになります。
最近は状況が段々落ち着きつつありますが、残念ながらまだまだ国際線が利用できそうな状況ではありません。
これを見てもらって国内線でもっとお得に乗る方法を模索してみてください。
マイルの価値の相場
今回は国内線の話ですが、もし国際線でマイルを使えた場合、
ファーストクラスへの交換で最大1マイル20円近い価値になる可能性もあります。
それと比べると、国内線でマイルを使い航空券に交換しても1マイルあたり5円もあればいい方で、
料金によっては1マイル2円になったり、そもそもLCCが存在する路線ならそっちのほうが安いこともよくあります。
そのため、国内線でマイルを利用するには、
その区間の料金設定、
LCCなど他の航空会社で安い運賃があるかどうか
などを比較をしないと1マイルの本当の価値は見いだせません。
ここが国内線でマイルを使う際の難しいところなのです。
今回はJALで料金を考慮し、すべての区間でのマイルの平均額を算出していきますので、ぜひご注目ください。
マイルの価値の計算方法
マイルの価値を計算する方法として、今回は公平な比較ができるように、
座席の変更が可能なJAL普通運賃、そして往復割引で計算した1マイルの値段を検証していきたいと思います。
おそらく普通運賃で乗る人はほとんどいないでしょう。
しかし予約の変更がいつでもできるというのが特典航空券の最大のメリットでもあるため、
変更が可能な運賃で比較するために上の2つを参照しています。
そして先日、11月の予約から特典航空券で空港施設使用料としてマイルが徴収されるようになったことを受けて、
追加で徴収されるマイルをプラスした実際のマイル数で価値を計算していきます。
こちらの記事にて、その内容について詳しく解説しておりますので、よければご覧ください。
別に変更できなくていいから最安のものと比較してほしいという方向けにタイムセールとの比較も随時やっていこうと思います。
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早速計算してみた
さて、早速ですが実際にマイルの価値をExcelで計算してみた結果がこちらになります。
画像ファイルを画質そのままで出力できなかったため、PDFで表示していますが、
スマホで表示している場合、かなり見づらいかもしれませんがご了承ください。
こちらの表では、1マイル5円超えのものを黄色、1マイル6円超えのものを赤色、
逆に1マイル3円以下のものを青色で表示しています。
これより算出された、通常運賃と比較した1マイルの価値は、
全体の平均で1マイルあたり4.45円という結果になりました。
また、区間ごとの最大値最小値について、
最大となったのは、ピーク期における福岡=札幌間の1マイル7.73円が最大でした。
最小だったのは、奄美大島=喜界島間の往復料金と比較したときの1マイル1.3円が最小です。
このような結果となりました。
どの区間に乗るのがお得?
さて、これらの結果をもとに、どの区間でマイルを使って乗るのがお得なのか考察していきましょう。
一番マイルの価値が高かったのは、福岡=札幌間でしたが、この区間ではpeach、スカイマークなどの安い運賃で運行する航空会社があるため、一概に一番マイルの価値が高いとは言いづらいです。
ぼく自身も今年peachを利用して北海道に行きましたが、片道10000円を超えなかったため、これをマイルと比較すれば、1マイル1.3円ほどにしかなりません。
このような路線の場合、移動手段としてもっと安いものが存在するので、マイルの価値が高いとは言いづらいですね。
そのため、最もお得なルートを模索するには、LCCや安い運賃で運行する航空会社が存在しない路線を考える必要があります。
赤で塗っている1マイル6円以上の区間のうち、LCC、スカイマークなどの安い運賃の運行が存在しない区間は、
- 福岡=花巻
- 福岡=仙台
- 福岡=新潟
- 札幌=広島
- 大阪=函館
- 大阪=徳之島
この6つでした。
上の区間を利用する予定のある方は、ほぼ確実に特典航空券がお得と言えるでしょう。
こう見てみると、福岡発着がかなり強強なことがわかりますね。
全体的に福岡発着の路線はマイルの価値が高く出ている傾向にあります。
福岡出身のぼくからするとかなりありがたい事実ですね。
ここで、東京から長崎や鹿児島などの九州各地への区間も赤色になっているのに上のリストでは上げていません。
その理由は、九州各地への路線にはソラシドエアというLCCではない最強の航空会社が存在するからです。
ソラシドエアは最も安くてVポイント2500ポイントから片道の特典航空券に交換できるので、
JALの特典航空券をとるよりも圧倒的にソラシドエアのほうがお得です。
また、東京発着で、乗るべき区間を考えてみると、
黄色で色付けしている区間で、LCCなどの運賃が存在しない区間から、
- 東京=山口宇部
- 東京=北九州
この2つだけはLCCなど安い運賃が存在しない区間でした。
それ以外はソラシドエアやAIR DOなどの航空会社の料金や特典航空券のほうがお得なので微妙です。
東京発着だと、マイルの価値が高い区間では他の航空会社のほうがお得で、
他の航空会社がない区間ではそこまでマイルの価値が高くならない
という残念な現実になっているようです。
上の表を参考に、なるべくお得になる区間を利用しましょう。
絶対にマイルで乗ってはいけないハズレ区間
それでは、特典でお得になる区間を紹介してきましたので、
ここからは乗ってはいけない損する区間を調べていきましょう。
まずこれだけは言えることは、たとえ6000マイルの区間でも離島への移動はほとんど損します。
表を見てもらうとわかるように、鹿児島から沖縄付近の離島への移動はかなり青が多いです。
これらの区間はマイルを使うより、現金の航空券を利用したほうがいいでしょう。
また、大阪から西日本方面に向かう路線もマイルの単価が比較的低いです。
大阪から特典航空券を使う方は気をつけましょう。
東京発着の路線は、目的地に関わらず、ほぼマイルの価値は変わらないようです。
東京住みの方はそこまで気にする必要はないかもしれません。
まとめ:特典航空券をお得な区間で活用しよう
今回は、特典航空券をどの区間で使うのがお得なのかについて解説してきました。
確かに通常運賃と比較すると1マイルあたりの価値はお得なように感じるのですが、
実際にはもっと安い料金が存在したりするため、よく考えて利用する必要があるでしょう。
利用する区間を選定して、よりお得に特典を利用できるようにしましょう。
それでは今回もありがとうございました!
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